閉校の経緯

久喜看護専門学校は、昭和62年4月に2年課程の看護学校として開校し、平成14年4月からは3年課程の学校として運営してきたところです。

埼玉県は、人口あたりの看護師数が全国でも最も少ない県ですが、その中にあって、当校では、これまで2年課程で627人、3年課程で642人の卒業生を送りだしてまいりました。卒業生のほとんどは埼玉県内の医療機関に就職しており、とりわけ埼玉県東部の医療機関に多数が就職しております。当校では、特に臨地実習を重視した教育指導を行い、就職後に即戦力となる看護師の養成を行ってまいりました。微力ながら地域医療の充実に貢献できたものと自負しているところです。

しかしながら、令和になると、少子化や看護系大学の増加などを背景に、入学応募者は減少傾向となり、入学定員の確保に苦慮する状況となっておりました。

そうした中、さいたま市内で地域医療振興協会が運営している「さいたま看護専門学校」が久喜市内の東京理科大学跡地に全面移転し、令和7年4月から学校運営を開始することとなりました。この移転計画を受け、当医師会としては、この地域での同種の看護学校の乱立を避け、看護師教育の機会を安定的に確保するため、当校を移転後のさいたま看護専門学校に機能合併させ、久喜看護専門学校としては令和6年度末をもって閉校することといたしました。

両校の機能合併の内容は、一つ目として、さいたま看護専門学校は久喜移転後に学年定員を40人から80人に増員させることから、結果として当校の学年定員分を引き継いでいただけること。二つ目は、当医師会の役員がさいたま看護専門学校の運営に参画することで、学校と地域との連携が円滑に行えること。三つ目は当校の教職員の一部がさいたま看護専門学校に移籍することから、地域の実情に応じた看護師教育の継続が可能であること。四つ目は、当校の臨地実習先の施設の一部では、引き続き、さいたま看護専門学校の実習学生を受け入れていただけることから、近隣の実習先への就職誘導が継続できること。などが挙げられます。

以上のとおり、当久喜看護専門学校は令和7年3月末をもって38年間の歴史を閉じました。これまでの学校運営に多大のご尽力を賜りましたことに重ねてお礼申し上げます。